ランニングフォーム
私の理想のランニングフォームは、軽い前傾姿勢のフォアフットストライクで、ストライドはそれほど広くなく、ケイデンスは80~90程度、肘を90度以上曲げて高回転型にする。 BORN TO RUNには多大なる影響を受けたけど、私はそれを読む前からフォームの研究をして、おそらくこのようなフォームが良いのではないかと推測してきた。フォームを動画で撮影して、一コマづつ検証したりもした。 最初のうちは、後傾になっていて、重心の前方で着地していたし、重心の上下動が発生していて、変なフォームだと思った。 一流の速い人のフォームを検証すると、どうも着地直前の足先の角度(踵の角度)が私とは違う。速い人は着地直前、足裏の拇指球あたりが最も地面に近くなっていて、実際に着地は拇指球のあたり。(実際には拇指球くらいの前方で、小指側から着地)一方、私の着地時の踵の角度は3段階あって、足先が重心の真下付近にある時は、つま先側が下を向いているが、着地直前は足先が上を向いている、さらに本当に宅地の瞬間はほぼ平行になっていた。 フォームの検証をして始めに気がついたのが、その着地時の足先の角度。後にフォアフットストライクという言葉を知ることになるが、その当時は足裏のどのあたりで着地するかなどあまり気にしていなかった。なぜなら、拇指球くらいの前方で着地するのがあたりまえだと思っていたからだ。とはいえ、踵で着地するのが正しいフォームだという主張も知らなかったわけではないが、それは私は理にかなっていないと思っていたし、だいたい、踵で着地したら痛いから、他の人はともかく私はその走り方はできないと思っていた。ただ、今の自分から見れば、当時は実際にはフォアフットストライクではなくて、フラットストライクになっていたと思う。 検証を重ねて、冒頭の理想のフォームをイメージできるところまでは比較的すぐにできたが、実際にそのように走れるようになるまでには、それなりに時間がかかった。理想的なフォームでは、必然的にフォアフットストライクなるのだが、フォアフットストライクはふくらはぎに強烈な負担がかかるようで、何度も酷い筋肉痛になった。ただ、やはりスピードは速くなったし、より少ない力で走ることができるようになった。 ふくらはぎの筋肉痛は、本当に酷くて、今までに経験したことがないような大変な状態になった。とにかく...